手書きの地図
秋も深まって参りました。
らくりん座の紅葉も綺麗に色づいております。
おかげさまで11月も、劇団らくりん座は様々な地域に公演に伺わせていただいております。
公演班が出かけている間、事務所では早めの大掃除を始めました。
事務所には様々なものが集まってきます。書類に、文房具、日用品に食品…木の実や虫(!)など。
棚からすべて引っ張り出して、要・不要に分けていきました。
70周年を迎えた劇団ですから、古く貴重な資料も置いてあります。
そんな中、こんなファイルを見つけました。
全国の、今まで行った宿泊先や学校付近の手書きの地図が、地域ごとにファイリングされています。
所要時間やコンビニに寄った時間なども記されていました。
今は、インターネットですぐに所要時間を調べることができます。
車に乗ってからは、ナビが道のりを案内してくれます。近くのコンビニも検索できます。
昔は、行ったことの無い場所に行くとき、地図で調べて、このようにメモを残していたのですね。
インターネットを使っていなかった時代、その場所までの所要時間はどのように調べていたのでしょう?
道のり×早さ=時間で出していたのでしょうか。あと、勘でしょうか。
経験値が重要になってきますね。
先輩方は、きっとこの地図を見ると
「そうそう、ここのホットスパーでさ…」
と思い出も一緒に蘇ってきたりするのでしょう。
手書きの地図、劇団の貴重な財産です。