閉校記念公演に向けて
劇団らくりん座と同じ塩原地区にある、那須塩原市立大貫小学校。
らくりん座も設立当初からお世話になってきた、歴史ある学校です。
その大貫小学校は、今年度末、閉校となります。
その大切な閉校記念の行事に、劇団らくりん座「あらしのよるに」の公演をさせていただくことになりました。
今回の公演は、大貫小学校の児童の皆さん全員が、一緒に舞台に立ちます。
11月末に行われる公演に向けて、先週、ワークショップを行いました。
学校に着くと、窓から顔を出して「こんにちはー!」「待ってましたー!」と元気に挨拶をしてくれる大貫小の子どもたち。
私たちもワクワクしながらワークショップを始めました。
大貫小の児童の皆さんにはオオカミ、ヤギ、コーラス隊として出演していただきます。
今回は、役ごとに分かれて、役作りと練習を行いました。
1時間という短い時間の中で、子どもたちと一緒に役について考え、子どもたち自ら表現できるよう、導いていきます。
コーラス隊は、低学年の皆さん。劇中歌を歌います。劇の中でこの歌をうたう意味や、歌詞の発音・表現方法を学ぶところから始めました。
ヤギ役は高学年の女子たち。役になったつもりで、オオカミに対してどんな印象を持っているか、その場面でどんな気持ちでいるかを想像し、動きを考えていきます。
オオカミ役は高学年の男子。役の理解を深めた後は、何度も動いて「誰に」「何を」言っているのかを確かめていきます。
勢いが求められる役柄。何度も何度も動いて、動きを体に染み込ませていきます。
1時間はあっという間で、子供たちからは「もっとやりたかった!」という声が上がりました。
また本番前日と本番直前に、仕上げの稽古とリハーサルを行います。
その時までに、子供たちの中で、更なる気付きがあるかもしれません。
本番まであと1か月、一緒に舞台に立つことを、楽しみにしています。